【漫画】第36話「OCOとは?指値と逆指値を同時注文する」

「指値と逆指値を使え!」

‥‥ 何してんだ? もし102円になったら利益確定で売って もし100円になったら損切りで売るんだ だから張り付いてんの 102円の指値注文と100円の逆指値注文をしておけばいいだろ

「自動で注文を取り消す」

でも102円の指値注文で利益確定できても まだ100円の逆指値注文が残っているよね? それならOCO注文だ OCOでは2つの注文を同時に発注して その1つが約定したらもう1つは自動取消される すごく便利じゃん!

「3種類あるOCOの使い方」

指値売り+逆指値売り 指値買い+指値売り 逆指値買い+逆指値売り 早速さっきの米ドル/円をOCO注文してみよう

「102円でも損してしまう」

3時間後 どれどれ米ドル/円は‥‥ えっ!? なんで!? 100円になってから102円になったんだよ ふざんけんな!OCO!!
  1. よく使う6種類の注文方法
  2. 相場が読めないときこそOCO注文
  3. OCO注文で損をする可能性
  4. IFD+OCO=IFOも覚えよう

よく使う6種類の注文方法

FXでは「成行、指値、逆指値、IFD、OCO、IFO」の6つがオーソドックスな注文です。ただ、通常「成行注文+損切りのための逆指値注文」で取引に支障は出ないため、IFD、OCO、IFO注文を使う人は少数派になります。

米ドル、ユーロ、日本円などのメジャー通貨を短期間で売買するスキャルピングやデイトレードなどでも、注文方法は「成行+逆指値」をセットで行うトレーダーが多く、他の注文は使わないかもしれません。

しかし、6つの注文方法を使いこなすことで、テクニックの幅は一気に広がり、パソコンに張り付く時間を減らせます。24時間動き続ける外国為替市場でチャンスを逃さないためにも、これらの注文方法は覚えておきたいです。

注文説明
成行価格を指定せずに市場の成り行きに任せる一般的な注文方法です。例えば「1ドル=100円」のときに「100円で買いの成行注文」をすると、売買に大幅な偏りが発生していない限り、100%約定します。ただし、キャンセルはできません。
指値売買したい価格を指定します。例えば「1ドル=100円」のときに「101円で買いの指値注文」をすると、為替レートが101円になったときに買いが成立します。ただし、指値を厳しくするほど約定までに時間がかかり、期限切れで取り消しになることもあります。
逆指値売買したい価格を指定することは指値と同じですが、上がったら買い、下がったら売るなど、現時点よりも不利な価格で注文します。例えば「1ドル=100円」のときに買って、仮に「99円に下がったら売る」のようにロスカットやブレイク時に使います。
IFD最初の新規注文が成立したら、自動的に次の決済注文を出します。利益確定や損益限定で使用します。例えば「1ドル=100円」のときに「101円で買う、102円で売る」というような2段階で注文できます。
OCO同時に2つの注文を出して、どちらかが成立したらもう1つはキャンセルされます。例えば「1ドル=100円」のときに新規で買って、あとはOCOで「101円で売る、99円で売る」というようにダブルで注文できます。
IFO(IFD-OCO)IFDとOCOを組み合わせた注文です。買いか売りの指値注文をすると同時に、利益確定か損失限定の決済注文を仕込みます。例えば「1ドル=100円」のときに「101円で買い、100円か102円で売る」というようなIFDとOCOのセットで注文できます。

日をまたぐような取引を複数するとき、経済指標の発表前などで上下どちらにもぶれるとき、トレンドがなくて値動きが読みにくいときなどは、特にIFD、OCO、IFO注文が役に立ちます。

相場が読めないときこそOCO注文

OCO(オーシーオー)注文とは「One Cancels the Other order」の略で「複数注文」とも呼ばれています。2つの注文を同時に出して、一方の注文が成立した際には、もう一方の注文は自動的にキャンセルされます。

ある程度のトレンドが予測できる相場であれば、OCO注文を使わなくても構いませんが、予想外の値動きがあった場合に為替レートが上下どちらに推移しても対応できるメリットがOCO注文にはあります。

1

指値売り+逆指値売り

OCO注文ではすでに持っているポジションに対して、指値注文による利食いと逆指値注文による損切りを同時に出すことが一般的です。

例えば「1ドル=101円」のときに1万ドルのポジションがあったとします。為替レートが「円安で102円になったら売り、円高で100円になったら売り」という2つの注文が出せるわけです。どちらかが約定したら、残された注文は自動的にキャンセルされます。

1万ドルが買いポジションであれば、為替レートが上がったことを想定した利益確定の売り戻し、下がったことを想定した損失限定の売り戻しといったOCO注文が出します。

1万ドルが売りポジションであれば、為替レートが上がったことを想定したは損失限定の買い戻し、下がったことを想定した利益確定の買い戻しといったOCO注文が出します。

また「1ドル=101円」のときに「3円の円安で104円になったら売り、1円の円高で100円になったら売り」のように、利益を大きく損失を小さくすることで、利大損小を意識した注文もしやすいです。

2

指値買い+指値売り

よくある100円から110円の間を行ったり来たりしているようなボックス圏では、底値付近の100円で買って、天井付近の110円で売ることができる可能性が高まりますが、その1回だけの成功ではもったいないです。

この際「100円と110円のどちらに動くか読めないけど、その間に価格が収まることが予測できるのであれば、100円で買ったり、110円で売ることを繰り返したい」と考えます。

そこで新規で「100円で買い、110円で売り」のOCO注文をします。仮に100円で買えたら、次に「110円で売り、99円で売り」のOCO注文をして、利食いと損切りに備えましょう。

逆に110円で売れても、次に「100円で買い、111円で買い」のOCO注文をして、利食いと損切りに備えることができます。

この「新規注文でOCO+決済注文でOCO」の2段階を続けることで、ボックス圏では繰り返し利益が得られる可能性が高まります。会社員や主婦のようにパソコンに向かう時間が限られる人も扱いやすいです。

3

逆指値買い+逆指値売り

ボックス圏が続いてもいつかはブレイクするときが来ます。1度ブレイクしてしまえば、その方向に価格は流やすく、トレンドが形成されます。私たちがその瞬間を逃すことは機会損失かもしれません。

そこで例えば106円から100円でボックス圏が続いていて、そろそろブレイクしそうなときに「円安で106円になったら買い、円高で100円になったら売り」の2つの新規注文をOCOで出しておきます。

106円でブレイクしたら自動的に新規で買えますし、100円でブレイクしても自動的に新規で売れます。特に仕事中や睡眠中など、長期で画面から離脱しているときにも仕掛けられるOCO注文のやり方です。

OCO注文で損をする可能性

OCO注文の欠点は「タイミングを間違えると利益を逃して、むしろ損をしてしまう」ことや「大きな痛手を防ぐことができる反面、儲けが少なくなる可能性がある」ことです。

例えば「1ドル=101円」のとき、102円の指値売りと100円の逆指値売りのOCO注文をします。しかし、1度100円になってから102円になると、100円でポジションを決済してしまうため、損失が確定します。

もし102円の指値売りのみして、100円の逆指値売りをしていなければ、本来は利益を得られていました。OCO注文による100円の逆指値売りが余計だったわけです。

このケースでは101円で買ったあとに102円、103円、104円と上昇トレンドを描ければ全く問題ありません。予想が裏切られて100円に達したとしても、ロスカットによる大損は免れることができます。

問題は一時的に100円以下に下がって、その後に102円以上に上がってしまったときです。100円になった途端、ポジションがなくなりますので、反発に対応できません。

ただ、このように価格設定やタイミングで損する可能性について、OCO注文に限らず、逆指値やIFD注文とも一緒です。つまり、OCO注文も使いどころを間違えないようにしたいということです。

OCO注文は利食いと損切りで使えますが、利益の幅を大きく損失の幅を小さくしすぎると、結局はすぐに損切りされてしまい、利益が得られない可能性も出てきます。利大損小でも価格設定とタイミングが重要です。

IFD+OCO=IFOも覚えよう

FXの注文にはもう少し複雑なIFO(アイエフオー)注文があります。IFOとはIFDとOCOを組み合わせた注文です。

IFO注文=IFD注文+OCO注文

例えば「1ドル=100円」のとき、IFD注文では「101円になったら新規注文で指値買いをして、さらに102円になったら決済注文で指値売りをする」といった「新規+決済」の2段階注文ができました。

OCO注文では「すでに100円で買ったポジションに対して、101円になったら利益確定の売り、99円になったら損失限定の売り」といった「指値+逆指値」などの同時注文ができました。

IFO注文では「101円になったら新規注文で指値買いをして、102円になったら利益確定の売り、99円になったら損失限定の売り」といった「IFD+OCO」のミックス注文ができます。

つまり、IFO注文はIFD注文の新規注文が成立したあとの決済注文がOCO注文に切り替わるということです。IFD同様に1つ目の新規注文が成立すると、OCO同様に2つ目の決済注文を2つ同時に発注します。その後、1つが成立したら1つは取り消される仕組みです。

IFO注文は「新規の買い+利益確定の指値売り+損失限定の逆指値売り」の3つの数値を入力できるので、使いどころとしては例えば「1ドル=100円」のときに上昇トレンドになると予測して、IFOで「101円で買い、103円で利益確定の売り、100円で損失限定の売り」などと注文できます。

あとは相場が予想通り動くことを待つだけです。逆に為替レートが予想通りに上がらなくても、最初のIFD注文が発動されないため、損失にもなりません。会社員であれば出社前や就寝前に仕込むこともできます。

【漫画】第37話「FXの格言一覧!頭と尻尾は猫にくれてやれの意味」

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公開日公開日 2017.07.24
更新日更新日 2017.09.23
執筆者Kirito Nakano

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