【漫画】第2話「100万円分の取引でもFXの手数料は30~200円」

株式会社ネットピコ 代表取締役
「コストは30円!?」




「FXのメリットは?」




「FXの仕組みとは?」




「もっとあるメリット」




圧倒的に手数料が安いFX
FXでは100万円分の取引をした場合、米ドル/円では30~200円の手数料を支払います。ただし、株式投資のように100万円分の取引をした途端、手数料が証券会社の口座から引き落とされるわけではありません。
外貨を売買する際の売値と買値に価格差があり、間接的に手数料が発生する仕組みです。例えば、米ドル/円の為替レートは「1ドル=100.000~100.003円」のような価格幅で表示されます。
これは「売値=100.000円」と「買値=100.003円」という意味です。そこで私たちが同時に買いと売りをすると、FX会社の売値である100.000円で買って、FX会社の買値である100.003円で売ることになります。
結果「100.000-100.003=-0.003円」となり、必ず損をしてしまうわけです。実は「0.003円=0.3銭」はFX会社へ支払うことになり、これがFX会社への実質的な手数料を意味します。
一部のFX会社は「取引手数料、口座維持手数料、入出金手数料を含めて、すべての手数料が0円」などとアピールしていますが、これでは「FXは手数料がかからない投資である」という誤解を招く表記でしょう。
ただ、いずれにしてもFXは圧倒的に手数料が安いです。100万円分の取引でも30~200円しかかからないため、株式投資よりもかなり割安です。この手数料の低さと仕組みのわかりやすさで、FXは人気の投資に成長しました。
ちなみに売値と買値の価格差はFX会社が独自に設定している数値ですので、私たちは価格差が少ないFX会社を選んだほうが手数料も安く済みます。業界最安水準では米ドル/円の0.3銭程度です。
取引高は銀行などの1.5倍以上
世界の外国為替市場の1日の取引高は5.1兆ドル※1であり、日本に限定すると1日の取引高は1,200億ドル※2でした。これらは銀行などの取引高です。
ただ、日本にはもう1つの外国為替市場があります。それが個人を中心とするFX市場です。同じ時期のFX市場における1日の取引高は約1,800億ドルに達します。つまり、FXの取引高は銀行などの取引高の1.5倍です。
1998年の外為法が改正されたことで個人間のFX取引が解禁され、2000年にネットが普及したことで参入者が増え始め、2005年にFX会社の金融先物取引業の登録が始まってからは取引高が急速に伸びていきました。
2006年は銀行などの取引高が660億ドルに対して、FXの取引高は88億ドルのみでしたが、2009年には取引高が逆転し、FX市場の取引高は2016年までの10年間で20倍以上の1,800億ドルになります。
現在、FXの口座数は600万口座※4を超え、預かり残高は1兆円以上、取引額は月500兆円と、人気の投資に成長しました。
※1 BIS(2016年9月)「外国為替及びデリバティブに関する中央銀行サーベイ」
※2 東京外国為替市場委員会(2017年1月)「東京外国為替市場における外国為替取引高サーベイについて」
※3 金融先物取引業協会(2016年5月)「店頭FX月次速報」
※4 FOREX PRESS(2015年9月)「FX業界データ集」
なぜ人気?FX取引の仕組み
FXが人気の理由は圧倒的な手数料の安さですが、それだけではありません。やはり、銀行の外貨預金と比較すると、買いと売りの両方から入れますし、24時間取引ができるといった柔軟性が支持されています。
外貨預金は日本円を売って、外貨を買うしかありません。そのため、円高になると損をします。しかし、FXは円安と円高の両方を予想して、その予想に沿った売買ができます。しかも、売買タイミングは自由です。
スマホアプリも充実しており、月曜日から金曜日までは基本的には24時間取引、土曜日も5~6時まで取引できます。そのため、会社員や主婦の副業としても扱いやすく、実際に日本では18~24時の取引高が最も多いです。
さらにFXではレバレッジが使えます。私たちがFX会社に10万円の証拠金を預けると、最大25倍、つまり250万円分までの外貨を取引できます。100万円を預けると最大2,500万円、400万円なら最大1億円までです。
例えば「1ドル=100円」のとき、20万円をFX会社に預けて、レバレッジ10倍で「2万ドル=200万円分」を買ったとします。これで手元には2万ドルを持っていることになります。
20万円×10倍=200万円分=2万ドル
その後、為替相場が「1ドル=110円」に上昇すると、手元の2万ドルは「2万ドル=220万円分」となるため、この米ドルを売却すると20万円の利益が受け取れます。結果、20万円の現金で20万円の利益が手に入るわけです。
逆に為替相場が「1ドル=90円」に下落すると、手元の2万ドルは「2万ドル=180万円分」となるため、この米ドルを売却すると20万円の損失が発生します。20万円の現金すべてがなくなってしまうわけです。
もちろん、レバレッジは10倍に増やす必要はありません。レバレッジを1倍にすれば、取引額は「2,000ドル=20万円分」と少なくなり、利益も2万円、損失も2万円に抑えられます。
つまり、FXはハイリスク・ハイリターンではなく、レバレッジを大きくしたときはハイリスク・ハイリターン、レバレッジを小さくするとローリスク・ローリターンになります。このようにFXは融通の利く金融商品です。
FX会社を選ぶポイント
FXは「悪徳業者に騙される」という事例もありましたが、2005年にFX会社の金融先物取引業の登録が義務化されてからは、禁止行為の監視や誇大広告の規制などが行われて、非常にクリーンな業界へと移り変わりました。
国内のFX会社であれば、株式投資の証券会社と同様にどの企業も安心できます。例えば、CMでよく見かけるFX会社は総合的なスペックや使いやすさに優れており、初めて口座開設する人も満足できるでしょう。
会社名 | イメージキャラクター |
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![]() | ローラさん |
![]() | 新垣結衣さん |
![]() | 大島優子さん |
![]() | 深田恭子さん |
![]() | 小島瑠璃子さん |
情報取得日 2017年7月時点
FXでは口座維持費や取引手数料などがすべて無料です。実質的なコストであるスプレッドも0.3~1.0銭と小さくなったため、これから始めるトレーダーには最適な取引環境になりました。
例えば、DMM FXは固定スプレッドを採用して、取引コストがかなり安く、コスパで業界最安水準となっています。こちらもテレビCMや雑誌でよく見かけるFX会社です。
GMOクリック証券はスプレッドが割安であり、スワップ金利は高めに設定、スマホアプリでも定評がある会社はです。FX取引高では世界第1位になりました。
外為オンラインは2009年の西山茉希さん出演のCM「あなたのためだから」でも人気を集めました。2013年からは大島優子さん出演のCMがスタートしており、幅広い層から支持されています。
また、外為どっとコムはAndroidアプリやiPhoneアプリに定評があり、搭載されたチャートは使いやすいです。情報量が豊富で、毎日動画で市場の動きを説明し、無料のセミナーも頻繁に開かれています。
いずれのFX会社もお客様から預かっている証拠金を信託口座で管理して、会社の資産と分けて管理しています。資金力が大きいFX会社ですが、万が一、破綻しても私たちの資産は守られる仕組みです。
FXの口座開設はスムーズ
最初のFX会社としてGMOクリック証券で口座開設をしてみます。どのFX会社も一般的には個人情報の入力してから、本人確認書類をアップロードする流れです。
ちなみに申し込みは最短3分で完了します。ネット上ですべて完結できると、口座開設は最短2日でできて、すぐにFXが始められます。
まずは名前、生年月日、性別、住所、電話番号、メールアドレスなどの必須項目を入力し、職業、年収、資産運用の経験も登録します。
入力項目は比較的多いですが、誰でも口座開設できるわけではなく、適合性を審査しています。さらに外国為替証拠金取引に関する確認書も目を通す必要があります。
例えば「資金の何倍もの金額の取引ができることで、大きな収益が期待できる半面、大きな損失が生じうることがあります」などを理解します。次に投資に関する質問に答えます。
途中でわからなくなっても、24時間、電話やメールで質問を承っているので、問題が発生しても解決できます。
入力画面を経て、確認画面のあとに受付通知メールが届きます。そこに記載されたURLをクリックすると、本人確認書類をアップロードする画面に移ります。
本人確認書類を郵送する必要はありません。スマホやスキャナで画像を取り込み、アップロードして完了です。これで最短2日で口座開設できます。
最短2日後に口座が開設できたら、会員ページに初期IDとパスワードでログインします。その際、マイナンバー提出画面が表示されるため、マイナンバーをアップします。
あとは初期IDとパスワードを再設定して、自分の銀行からFX会社に送金をすれば、FX取引のスタートです。
初心者も安心できるFX会社

