90.000円などで節目買い!切りのいい為替レートは反転しやすい

切りがいい数字に達すると為替レートは反発する

切りがいい数字に達すると為替レートは反発する

FXでは「不確かなリスクを取らない」や「規則性ある動きに任せる」ことが堅実的なやり方とされています。コンスタントに利益を上げているトレーダーも個人のセンスに頼るのではなく、独自のルールを守っているわけです。

その1つに「節目買い」という手法があります。節目とは物事や数字の区切りのことです。例えば、下記の豪ドル/円の日足チャートでは「1豪ドル=90.000円」で2回の反発が起こっています。

節目の「1豪ドル=90.000円」で反発

これは90.000円という切りがいい為替レートが節目になったためです。節目ではそれまでの流れが反転しやすく、この反転をつかむことで利益を狙います。特に90円や95円などの5の倍数では、節目が複数回発生しやすいです。

この場合は「1豪ドル=90.000円」のときに豪ドルを1万通貨買って、「1豪ドル=90.500円」になったら、持っていた豪ドルを売り払います。この1回の取引で「0.500円×1万通貨=5,000円」の利益になりました。

この節目買いを繰り返して、再度5,000円を得ることもできます。5の倍数による節目が常に発生するわけではありませんが、1カ月に1回はどこかの通貨ペアが切りのいい数値に達しているため、チャンスはわりと多いです。

資源国や高金利国の通貨は節目がわかりやすい

オーストラリアやニュージーランドなどの資源国通貨は、節目がわかりやすいです。資源国では資源の輸出量で景気が左右しますが、雇用や金融などの経済指標よりも数値が安定的であるため、堅実な動きを見せます。

特にオーストラリアは資源国でありながら、先進国並みに経済が成長していますし、高金利国としても有名です。そのため、豪ドルを長期で保有する人が多いことも、安定性が増す要因の1つになっています。

資源国と高金利国という意味では、南アフリカランドやカナダドルなども節目がわかりやすいです。下記は南アフリカランドの日足チャートであり、5回ほど「1南アフリカランド=10.400円」の節目が発生しています。

節目の「1南アフリカランド=10.400円」で反発

つまり、10.400円が上値抵抗線となっているわけです。投資家としては「上昇トレンド中でも10.400円に達すると、上がりすぎとの判断から利益確定のためにいったん売りたい」という心理が働きます。

私たちは「1南アフリカランド=10.400円」を節目と捉えて、例えば「1南アフリカランド=10.280円」のときに1南アフリカランドを10万通貨買って、為替レートが10.380円になったら、持っていた南アフリカランドを売り払います。これで「0.100円×10万通貨=1万円」の利益です。

次に10.400円あたりまで上昇したことを確認してから、今度は「1南アフリカランド=10.380円」のときに1南アフリカランドを10万通貨売って、為替レートが10.280円になったら、持っていた南アフリカランドを買い戻します。これでも「0.100円×10万通貨=1万円」の利益です。

節目を軸にすれば、上昇中と下降中の両方で利益を得ることができるわけです。これを5回繰り返すと「1万円×2回×5回=10万円」になります。

節目買いでミスする3つのポイントを理解する

節目買いには初心者がミスしやすいポイントが3個あります。ただし、それらに対する防止策では、一定の効果が期待できます。初心者もあらかじめを内容を把握して、節目買いの際に実践してみましょう。

1

経済指標の発表前後は避ける

節目買いでは安定した価格で推移する通貨に対して、堅実的な売買を繰り返していきます。何度も同じように発生する節目を見つけることが大切です。

しかしながら、経済指標の発表前後は経済指標の内容で為替レートが大きく動くため、相場がほとんど安定しません。急激に上昇や下降をするだけではなく、それに伴った利益確定の売りによって、上下変動が続きます。

特に米ドルやユーロなどの流通量が多い通貨では、重要な経済指標が週に何回も発表されて、トレンドが変化しやすく、その度に節目を無視するほどの突発的な変動が起こってしまいます。

そのため、まずはどの通貨でも節目買いをするときは、経済指標の発表前後は避けましょう。さらに流通量が多い通貨は経済指標の発表回数も多く、変動が激しいために初心者では判断が難しくなります。

2

長期トレンドには逆らわない

下記は米ドル/円の日足チャートですが、119円と120円の両方に節目が発生しています。ボックスを形成しているために、その両方で節目買いをしても構いませんが、リスクが少ない為替レートは119円のほうです。

節目は「1ドル=120円」ではなく119円に設定

それはこのチャートが上昇トレンドの一部であり、米ドル/円は長期的な円安の流れを受けているからです。

確かに119円が下値支持線であり、120円が上値抵抗線になっていますが、米ドル/円の相場は120円の上値抵抗線を突破するタイミングを探っており、上昇圧力が強まっています。

このときに120円を節目にしてしまい、仮に「1ドル=120円」で売り注文をすると、120円を突破した瞬間から米ドル高が加速して、一気に123円や124円にまで到達する可能性があり、相当の損失を被ることになります。

そのため、節目買いでは長期トレンドに逆らわないことが重要です。まずは上昇しているときは下値支持線を節目にして、下降しているときは上値抵抗線を節目にします。

さらに5分足チャートで節目買いを行うのであれば、日足チャートの流れを確認し、日足チャートをベースにするときは、月足チャートも閲覧します。

3

逆指値注文を必ず設定する

節目買いができる好条件が揃ったとしても、為替レートが予想通りに動くとは限りません。節目買いは反転を狙う逆張りの一種でもありますが、節目を超えてしまったときに最もリスクが高まります。

今まで何度も反発してきた節目という壁を乗り越えたことで、乗り越えた方向へ売買が集中することが多く、その際に逆張りをしていると損失が拡大していきます。

そのため、想定外の方向へ為替レートが動いたときの対策として、逆指値注文を必ず設定します。逆指値注文は「○○円まで下がったら売る」というように、予想に反する動きをしたときに、損失を限定させる方法です。

例えば「1ドル=100円」を節目に設定して、「1ドル=99円」のときに米ドルを買った場合、予想通りであれば、100円に向かって為替レートが動くはずですが、実際には97円や96円まで達することもあります。

このようなときに「1ドル=98円」で逆指値注文をしておけば、仮に96円まで下がったとしても、98円のときに自動的にロスカットできるために、大きな損失をせずに済みます。

ちなみに経験者になると、切りのいい数字や5の倍数ではなくても、チャート全体の流れの中で節目を見分けられるようになり、収益チャンスが増えていきます。

そのようなスキルを養うためにも、ミスする3つのポイントに対して回避や低減策を実行しながら、まずはわかりやすい豪ドルと5の倍数で節目買いを繰り返していきたいです。

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公開日公開日 2015.07.30
更新日更新日 2015.08.01
執筆者Kirito Nakano

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