スプレッドで比較!買値と売値の差はFX会社への実質的な手数料

中野貴利人
監修中野貴利人
株式会社ネットピコ 代表取締役

スプレッドで比較!買値と売値の差はFX会社への実質的な手数料

  1. 手数料であるスプレッドを必ず確認
  2. スプレッドでFX会社を比較
  3. 全通貨ペアで割安なFX会社を選ぶ
  4. 銭とpipsの違いは最小単位

手数料であるスプレッドを必ず確認

スプレッドとは為替レートに存在する「買値と売値の差」のことです。例えば、ニュース番組などで為替レートを報道する際に、米ドル/円が「1ドル=120.00~120.05円」と表示されます。

これは「売値=120.00円、買値=120.05円」という意味であり、売値と買値に「0.05円=5銭」の差、つまりスプレッドが発生しています。

120.05円-120.00円=0.05円=5銭

この5銭はFX会社の取り分になります。FX会社では120.00円で売りたい人と120.05円で買いたい人をマッチングさせて、差分の5銭を実質的な手数料として受け取っています。

別の言い方をすると、本来の価格は「1ドル=120.04円」ですが、FX会社が1銭のスプレッドを加算して、私たちに「1ドル=120.05円」で提供しているということです。

現在はどのFX会社も売買手数料が0円であり、それゆえに「どこでFX会社は利益を得ているのだろう」と疑問に思う人もいますが、このスプレッドこそが実質的なFX会社の収入源になります。

また、スプレッドはFX会社や通貨ペアによって設定が異なります。DMM FXでは0.3銭ですが、外資系のFX会社では2銭もしたりします。

米ドル1万通貨を100回売買したとき、スプレッドが0.3銭では「1万通貨×0.3銭×100回=3,000円」のスプレッドを支払いますが、2銭では「1万通貨×2銭×100回=2万円」に達しますので、要注意です。

スプレッドでFX会社を比較

0.3銭と2銭に約7倍の差があるなら、手数料も7倍違ってきます。頻繁に売買するほど、スプレッドによるコスト差が出てくるでしょう。そのため、初心者や上級者問わず、スプレッドは小さいFX会社がおすすめです。

会社名 アメリカ合衆国日本 EU日本 オーストラリア日本
DMM FX 0.3銭
原則固定
例外あり
0.5銭
原則固定
例外あり
0.7銭
原則固定
例外あり
GMOクリック証券 0.3銭
原則固定
0.5銭
原則固定
0.7銭
原則固定
SBI FXトレード 0.27銭
原則固定
0.39銭
原則固定
0.59銭
原則固定
トレイダーズ証券 0.3銭
原則固定
8:00~翌2:00
0.4銭
原則固定
8:00~翌2:00
0.7銭
原則固定
8:00~翌2:00
FXブロードネット 0.3銭
原則固定
0.5銭
原則固定
0.6銭
原則固定
マネックス証券 0.3銭
0.2銭
値引き中
原則固定
0.5銭
0.4銭
値引き中
原則固定
0.6銭
0.5銭
値引き中
原則固定
インヴァスト証券(トライオート) 0.3銭
原則固定
例外あり
0.5銭
原則固定
例外あり
0.6銭
原則固定
例外あり
外為ジャパン 0.3銭
原則固定
0.5銭
原則固定
0.7銭
原則固定
JFX 0.3銭
原則固定
0.5銭
原則固定
0.7銭
原則固定
YJFX! 0.3銭
原則固定
例外あり
9:00~翌3:00
0.5銭
原則固定
例外あり
9:00~翌3:00
0.7銭
原則固定
例外あり
9:00~翌3:00
IG証券 0.3銭
原則固定
0.5銭
原則固定
0.7銭
原則固定
ヒロセ通商 0.3銭
原則固定
例外あり
0.5銭
原則固定
例外あり
0.7銭
原則固定
例外あり
FXトレード・フィナンシャル(FXTF MT4) 0.3銭
原則固定
9:00~翌4:00
0.6銭
原則固定
9:00~翌4:00
0.6銭
原則固定
9:00~翌4:00
外為どっとコム 0.3銭
原則固定
例外あり
0.6銭
0.5銭
値引き中
原則固定
例外あり
0.7銭
原則固定
例外あり
マネーパートナーズ 0.3銭
原則固定
10:00~翌4:00
0.6銭
0.4銭
値引き中
原則固定
10:00~翌4:00
0.7銭
0.6銭
値引き中
原則固定
10:00~翌4:00
楽天証券(楽天FX) 0.3銭 1.1銭 1.2銭
OANDA JAPAN 0.3~0.4銭
原則固定
0.4~0.6銭 0.7~0.8銭
デューカスコピー・ジャパン 0.2~0.4銭 0.3~0.7銭 0.4~0.7銭
SBI証券 0.5銭固定 1.4銭固定 1.4銭固定
FXプライム byGMO 0.6銭
原則固定
0.9銭
原則固定
1.3銭
原則固定
サクソバンクFX証券 平均0.6銭 平均1.4銭 平均1.7銭
上田ハーロー 0.8銭
原則固定
例外あり
1.8銭
原則固定
例外あり
1.8銭
原則固定
例外あり
ライブスター証券 0.9銭 1.9銭 3.2銭
外為オンライン 1銭
原則固定
2銭
原則固定
3銭
原則固定
セントラル短資FX 1銭 2銭 3銭
アイネット証券 0.7~1.0銭 1.4~2.0銭 1.5~4.0銭
AFT 1銭~ 2銭~ 3銭~
ひまわり証券 1銭固定 3銭 4銭
FOREX.com 1.3~1.7銭 1.8~2.7銭 1.6~2.6銭
アヴァトレード・ジャパン 1.9銭 2.2銭 2.8銭
アイフォレックス 2銭 3銭 5銭
松井証券 1~2銭 2~4銭 2~4銭
マネースクウェア・ジャパン 4銭 5銭 6銭
インヴァスト証券(シストレ24) 変動型
流動性で変化
変動型
流動性で変化
変動型
流動性で変化
岡三オンライン証券

全通貨ペアで割安なFX会社を選ぶ

全通貨ペアで割安なFX会社を選ぶ

FXの手数料は他の金融商品と比較すると格安です。100万円分の取引をしたとき、株式投資では500~1,000円は売買手数料を支払いますが、FXならスプレッドのみの30~100円程度で済みます。

この売買手数料の安さこそが、FXが日本人に急速に広まった理由の1つでもあります。そのため、FX初心者の人がスプレッドの低いFX会社を選ぶことに重点を置くことも賢い選択です。

例えば、全20通貨ペアでスプレッドが最狭のDMM FXは米ドル/円が0.3銭原則固定(例外あり)、ユーロ/円が0.5銭原則固定(例外あり)、豪ドル/円が0.7銭原則固定(例外あり)です。さらに随時キャンペーンも実施中です。

SBI FXトレードFXブロードネットマネックス証券もスプレッドが米ドル/円で0.3銭以下で、さらにユーロ/米ドルやポンド/円も狭いです。

テレビCMでも有名なGMOクリック証券は米ドル/円が0.3銭原則固定、ユーロ/円が0.5銭原則固定、豪ドル/円が0.7銭原則固定、英ポンド/円が1.0銭原則固定などと格安です。外為どっとコムも全般的に割安感があります。

一方、楽天証券(楽天FX口座)も米ドル/円は0.3銭で安いですが、ユーロ/円は1.1銭、豪ドル/円も1.2銭と一般的、ニュージランドドル/円は3.9銭と高く、通貨ペアごとに差が激しいです。

FXプライム byGMOも米ドル/円が0.6銭原則固定、ユーロ/円が0.9銭原則固定と頑張っていますが、豪ドル/円は1.3銭原則固定、ニュージランドドル/円は2銭原則固定であり、やや見劣りします。

人気の外為オンラインは米ドル/円が1銭原則固定、ユーロ/円は2銭原則固定、豪ドル/円は3銭原則固定、英ポンド/円は3銭原則固定となっています。テレビや雑誌でも有名なFX会社ですが、スプレッドは普通です。

FX業界をリードしてきたひまわり証券は米ドル/円が1銭固定、ユーロ/円は3銭、豪ドル/円は4銭、英ポンド/円は6銭であり、割高感は否めません。歴史があってもスプレッドの高さは別だったりします。

このように全FX会社を比較すると、数年前は米ドル/円のスプレッドでも5~6銭が当たり前でしたが、今では1銭以下に収まっています。むしろ、米ドル/円以外のスプレッドはもう下げられないくらい競争が激化しています。

0.1~0.2銭の違いであれば、そこまで取引コストに影響しませんが、ツールの使い勝手や情報の提供スピードなどが互角であれば、実質的な手数料であるスプレッドの差で比較することで、お得度が増します。

銭とpipsの違いは最小単位

スプレッドの単位には「銭」と「pips」があります。銭は円を小さくした単位で「1円×1/100=1銭」です。pipsも意味は似ていて、通貨の「最小単位×1/100=1pips」と計算できます。

米ドル/円のように日本円を介した取引では、常に「1ドル=○○円」と日本円を単位に指定できるため、最小単位も「1円×1/100=1銭」と「1円×1/100=1pips」の両方が使えて、同じ意味を持ちます。

しかし、ユーロ/米ドルのように外貨同士で売買するときは、日本円を介さないために最小単位に円や銭は使えません。そこでpipsの出番です。

米ドルの最小単位は1セントであるために「1セント×1/100=1pip」になります。仮にユーロ/米ドルのスプレッドが2pipsとすれば、スプレッドは「2pips=0.02セント=0.0002ドル」とわかりやすいです。

そのスプレッドを銭で表そうとすると、為替レートの影響を受けて「1pip=0.96銭」などと換算することになり、2pipsのスプレッドも「2pips×0.96銭=1.82銭」のように複雑化します。

そのため、FX会社では日本円を含む通貨ペアは「銭」で表記し、日本円を絡まない通貨ペアは「pips」を使っています。もしくは銭とpipsが混合を避けるため、すべてのスプレッドを「pips」と統一するFX会社もあります。

初心者も安心できるFX会社

DMM FX(DMM.com証券)
GMOクリック証券
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公開日公開日 2008.05.23
更新日更新日 2018.04.09

著作・制作など

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中野貴利人
中野貴利人
執筆・編集
株式会社ネットピコ代表取締役。著書にど素人でも稼げるネット副業の本など。過去の取材はメディア掲載履歴で紹介。

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