短期のスキャルピングと中期のスワップポイントで利益を生み出す

スワップポイントで6カ月後を見据える戦略

スワップポイントで6カ月後を見据える戦略

長期、中期、短期、デイトレードなど、FXとは期間による戦略がありますが、初心者はどれを選択すべきでしょうか?

必ずしも「どれがベスト」とは断言できませんが、あらかじめ自分が「どの期間で勝負するか」を決めておくことは必要です。

逆に悪い例では「短期投資で勝負したけど、含み損を抱えたので長期投資に回そう」という考えは危険です。長期投資には長期投資のやり方がありますので、短期投資で失敗したらその都度ロスカットしたほうが、結果的に損失を減らせるでしょう。

どちらかと言えば、初心者の方は短期と中期で回していったほうが、結果がすぐ出るので楽しみながらできると思います。デイトレードをはじめ、10秒や20秒、長くても1分といった超短期売買を繰り返す「スキャルピング」もおすすめです。

また、FXの感覚が養えるまで、長期だけで勝負するのはやめましょう。5年や10年も保持しようとしても予想がつきません。

私も長期投資では全く想像がつきません。では、短期と中期とはどのようなメリットがあるのでしょうか?

結論から述べますと、短期のほうが中期よりも稼ぎやすく、中期のほうが短期よりも扱いやすいです。そのため、稼いでいる人は短期をメインにしながら、中期をサブに位置付けています。

短期投資では積極的なトレードによる為替差益を狙い、中期投資はスワップポイントによる金利差益が目的です。

日本円とは超低金利の先進国通貨であり、金利を上げる要素も見つからない状態ですので、中期投資として日本円で高金利国の通貨を保持すると、スワップポイントが継続的に貰えるチャンスがあります。

超低金利の日本円でオーストラリアや南アフリカランドの高金利通貨を購入することは魅力的です。

2013年3月時点で金利3.00%もある豪ドルは、資源国で安定感があるので買われやすいです。例えば「1豪ドル=100円」のときに、資金が100万円あるとしたら、レバレッジ5倍で5万豪ドルが買えます。

その金額ですと、1日あたり約400円くらいのスワップポイントが発生するため、30日間で12,000円、半年で72,000円、1年で144,000円の利息が付きます。為替変動を考慮しないとしても、日本の銀行に預けているよりははるかにお得でしょう。

しかも、今後は利上げする傾向があります。利上げが実施されたり、円安方向にブレると、豪ドルに人気が集まり、為替レートも上がりやすいため、同時に為替差益も狙えます。

中期にスキャルピングを絡ませると有利

スワップポイントは中期投資の醍醐味ですが、懸念事項はありますでしょうか?

自動的に金利が貯まる中期投資は放置しても構いませんが、注意点は大きな為替変動でしょう。いくらスワップポイントが高くても、対象の通貨そのものの価格が低くなってしまったら、日本円に換金する際に損をしてしまいます。

ロスカットを想定した小刻みな逆指値注文、もしくは急落時に自動決済するためのトレール注文を入れておくことが大切です。

中期投資はロスカットで対策をしながら、着々と利益を上げていきたいです。その一方でFXで稼ぐ人と同じような「短期投資もしてみたい」初心者はたくさんいらっしゃいます。

短期投資の前に1点だけ中期投資の補足があります。仮に中期的な資産運用を目的に購入した通貨でも、急激に高くなったときには短期投資とみなして、すぐに売ってしまうこともできます。

現状維持で金利差益が欲しいなら中期投資のままにして、価格が急落したらロスカットでも構いません。

したがって、タイミングさえ間違わなければ、利益が出ているときに限り、中期投資は短期投資に変更することで、より収益率が上がる場合もあります。

わかりました。短期投資と中期投資を使い分けるように意識してみます。また、スワップポイントの高さだけではなく、為替差損を抱え込まないためにも、中期投資もチャートを参考にして、通貨ペアを選びたいと思いました。

そうですね。たとえ「中期で運用しよう」と決めても、為替の動きが予想外に激しいの場合は短期投資として処理すべきです。

1日数十~数百円のスワップポイントよりも、為替変動による損益のほうが気になってしまい、余剰資金で投資をしていたとしても、2~3年後の中期まで待つ余裕がありません。

やはり、なるべく想定の範囲内に収めるためにも、チャートを使った予測は必須でしょう。中期投資で運用する場合も「月足、週足、日足」と順番にチャートを読んで、為替レートの方向性を予想してみると、よりFXが面白くなります。

中期投資でもチャートを分析することが大事ですね。その一方で「利益を上げている人には短期投資が多い」とよく聞きますが、その理由は何でしょうか?

専門誌などでも短期投資は即収入になるために特集が組みやすいですし、万人受けするといった理由で「目立っている」という感覚もあります。

ただ、それとは別に短期投資よる為替差益は魅力的です。FXとはメインはやはり、短期のトレードで稼ぐ金融商品です。今までの説明のように中期でも稼げますが、短期のほうが「トレンドがつかみやすい」とされています。

中期投資では「2年後に米ドル/円がどうなっているかは見当がつかない」という人もいますが、短期投資であれば「今週末には米ドル/円は円安に向かう」と予測できたりもします。

特に短期投資で人気が高いのは「スキャルピング」という手法です。デイトレードよりもっと超短期に売買を繰り返します。例えば、21~24時、朝方などと時間を決めて、小1時間内に何度も秒単位や分単位の売買をします。

10年後、1年後、1カ月後、1週間後、1日後、1時間後と、時間が狭くなるにつれて、相場は予想しやすくなります。だからこそ、スキャルピングで1分後や10秒後にスポットを当てた取引をしていきます。

初心者もトレンドの波に乗る感覚がつかめるので、スキャルピングで勝負することもありです。ただし、スピードが大事ですので少しだけ短期投資に慣れてから、スキャルピングを実践することをおすすめします。

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公開日公開日 2008.05.29
更新日更新日 2016.03.09
執筆者Kirito Nakano

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