| 表記 | EUR |
|---|---|
| 国名 | 欧州連合(27ヶ国) |
| 首都 | ブリュッセル、ストラスブール、ルクセンブルクが拠点都市 |
| 面積 | 4,324,782km² |
| 人口 | 499,794,855人 |
| GDP | 15兆2472億億ドル |
| 産業 | 工業全般、農業(小麦、トウモロコシ、大豆など)、金融保険不動産業、サービス業 |
1993年に誕生したEUは、2007年に加盟国が27ヶ国に増え、さらに2002年には欧州単一通貨であるユーロ紙幣と硬貨を導入しました。
ユーロ紙幣を導入するにはインフレ率、長期金利、財政収支、政府累積債務などの項目に渡って、欧州連合、欧州中央銀行、ヨーロッパ中央銀行が定める基準をクリアしなければいけません。
このような条件をあえて設置することで、加盟国の経済成長への期待が高まります。各国が協力し合っているユーロは、世界で最も信用されているドルの次に、安心して取引できる通貨でもあります。
ユーロはEUの共通通貨とされていますが、EU参加国の27ヶ国全てが使っているのではなく、代表的な使用国はフランス、ドイツ、イタリアなど16ヶ国に留まります。
参加国でもイギリスやポーランドなどはユーロではなく、独自の通貨を使用しています。これは多くの国が1つの通貨に絡むと、何かアクシデントが発生したときに、素早く政策に取り組めない弱点を危惧しているからです。
そのため、ユーロを売買するときは、16ヶ国全ての経済事情を踏まえるべきとも考えてしまいそうです。もちろん、それに越したことはないでしょうが、現実的には難しいでしょう。
ユーロ使用国の中でも経済格差があり、とりわけドイツ経済からの影響が大きいです。ドイツがリーダー格となっているので、ドイツの指標を追えば事足りるケースもあります。
中でもシンクタンクのIFO経済研究所によるドイツ企業の景気をリサーチした「IFO景況感指数」のチェックがおすすめです。
ユーロの通貨政策をドイツのフランクフルトにあるECB(欧州中央銀行)が行っていることも、ドイツがユーロを牽引していることの表れです。
ユーロを含む通貨ペアは大きく動きやすいです。例えば、ユーロ/ドルなどは世界一の取引高を誇るために、経済指標に敏感に反応します。
たまにトレンドから大きく外れるくらいの値動きをしたあと、また元に戻ることさえあります。売買タイミングを見極める確実な方法はありませんが、初心者には市場の反応に慣れるための練習になるでしょう。
そのときは大きな被害を被らないようにします。FXとはロスカットを設定することで、どの通貨でも共通して損失を縮小できる投資商品です。
また、ユーロ/円でもユーロ/ドルと似たようなことが言えます。ユーロ/円はユーロ/ドルと米ドル/円を合成して求められるので、必ず相関した動きをします。ドル、ユーロ、円という3通貨の強弱が絡まって、各通貨ペアが動いています。
経済指標に対する反応では、ユーロ/ドルは米ドル/円よりも素直な反応を見せます。これは日本経済が少し不安定である裏返しとも取れるでしょう。
ユーロは取引量が圧倒的に多いので、デイトレードやスキャルピングにも適していますが、ヨーロッパ全体が発展していくと考えて、長期で投資するのもありです。ヨーロッパが戦争を引き起こす確率は少なく、逆に有事の際はドルが売られ、ユーロが買われやすいです。
ただし、ユーロの金利はそれほど高くはないので、スワップポイントで儲けるには向かないでしょう。