米ドル(USD)

通貨ペアの選び方

資産と消費が増え続けるアメリカ経済

表記USD(United States of america Dollar)
国名アメリカ合衆国
国旗アメリカ合衆国
首都ワシントンD.C
面積9,372,615km²(2008年4位)
人口314,659,000人(2008年3位)
GDP14兆2,646億ドル(2008年1位)
産業工業全般、農業(小麦、トウモロコシ、大豆など)、金融保険不動産業、サービス業

国内総生産がダントツの世界一であり、内需と外需の両方で世界経済を発展させてきたアメリカ合衆国の通貨が米ドルです。

技術力では日本やドイツ、生産力では中国やインドの追い上げが激しいですが、依然として情報、医薬、航空、軍装の分野では、アメリカ企業は最先端の開発力をキープしています。

同国が抱える大きな問題は、高齢化する人口に対する医療と年金の予算が足りないことです。これは巨額の貿易赤字と財政赤字に加え、低所得の家計が増えているのが原因です。

世界一の取引量だから情報も豊富

世界の基軸通貨である米ドルは、どの国でも信用力に長ける通貨です。そのため、FXでは他の外貨と比べて、米ドルの情報が一早く多く伝わってきますし、アメリカの経済指標は最も注目すべき情報です。

毎月第1金曜日に発表される「雇用統計」と呼ばれる「非農業部門雇用者数」と「失業率」は、アメリカだけではなく、世界の経済の浮き沈みを誘発します。価値変動の転機を示唆するニュースが頻繁に飛び込んでくるのは、FXでは重要な判断材料になります。

また、米ドルに次ぐ規模のユーロと比較してみると、ユーロはドイツの経済の影響を受けるため、重大な情報はまずはドイツ語で発生します。

ドイツ語が直で日本語化されることもありますが、一旦、英語に翻訳されてから日本語に訳されることが多いです。その英語の情報は、他の言語を介さずに直で和訳されます。

つまり、英語以外の言語は英語の情報が先行して伝わるため、そのスピードでも取引量でもアメリカ合衆国の米ドルには敵わないのです。

以上のことから、「FXとは米ドル/円で始めるのが鉄則」との声も目立ちます。「米ドル/円で成功できないようでは、他の通貨ペアでも稼げる見込みはない」と主張する専門家もいるくらいです。

しかしながら、取引量が最大のユーロ/ドルのほうが、経済指標に素直に反応するため、相場観の習得にはおすすめです。

一方、新興国の通貨で取引したがる投資家もいます。短期間で大きな変動を起こしたり、価値が急上昇することもあるからです。

ただし、初心者が不勉強のままで新興国の通貨にチャレンジするのはリスクが高いです。まずは練習の意味も込めて、動きが確かなユーロ/ドルの分析から始めた方が安全です。

米ドル/円とユーロ/ドルだけでもOK

米ドル/円でもそこまで極度かつ変わった動きはしませんので、ある程度の動きがあれば「抜けた!」と判断できます。

逆にブレイクしない場合は、チャートが横ばいになり、激しく動くことはありません。米ドル/円は身近で判断しやすいです。

それに対しユーロは取引量がNo.2で、「ドルが下がるとユーロが上がり、ユーロが下がるとドルが上がる」といった特徴から、ちょっとしたニュースでも取引高が急増します。

21~24時くらいまで盛んな動きが見られ、ユーロ/ドルは短期で勝負したい人にもおすすめの通貨ペアです。

ただ、チャートをブレイクした後に、急に元に戻ったりとするフェイルが頻発し、そのスピードについていくテクニカル分析には慣れが必要です。

世界中の投資家が売買するため、チャートが上下に動いて面白いのですが、初心者は少し米ドル/円で経験を積んでからのほうが良いかもしれません。

また、ドルは世界的な存在感が強いので、あらゆる通貨に影響を及ぼしていますが、逆にユーロ/円などの米ドルが表面上は関わっていない通貨ペアが、米ドル/円まで動かしてしまうこともあるので注意が必要です。

FX会社を選ぶ際にスプレッドで比較する人が多いですが、1番低いスプレッドは米ドル/円であり、次にユーロ/円、ユーロ/ドルの順です。

他の通貨ペアは米ドル/円の2~5倍以上のスプレッドが当たり前で、そういう意味でもドル、ユーロ、円の組み合わせが扱いやすいです。

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