通貨ペア - 米ドルと日本円のような外貨の組み合わせ

日本にいながら数十カ国の通貨を売買

日本にいながら数十カ国の通貨を売買

2種類の通貨の組み合わせを「通貨ペア」と呼び、両通貨の間にスラッシュを入れることで「英ポンド/ユーロ」と区切って表現します。FXではこのスラッシュに対して左側を基軸通貨、右側を決済通貨としています。

例えば、米ドル/円を買ったとすると、日本円を売って米ドルを買ったことを指します。逆に米ドル/円を売ったとなると、米ドルを売って日本円を買ったことになります。つまり、通貨ペアを指定することは「基軸通貨と決済通貨で売買をする」という意味です。

FXでは日本の銀行で扱っていない国の通貨も売買できます。各FX会社によって扱っている通貨ペアの数は異なり、10~20通貨ペアが一般的です。ただし、通貨ペアで比較でも紹介している通り、中には40通貨ペアや50通貨ペアも取引できるFX会社もあります。

ちなみに50通貨ペアとは50カ国の通貨が売買できるわけではなく、通貨の組み合わせ数のことです。例えば「米ドル/円、ユーロ/円、英ポンド/円、米ドル/ユーロ、米ドル/英ポンド、ユーロ/英ポンド」といったように4カ国でも6通貨ペアができます。

外貨預金では扱えない政策金利が10%以上の高金利通貨も買えますので、ハイリスク・ハイリターンを求めることも不可能ではありません。

現状では日本円が超低金利のため、決済通貨を日本円にすると金利差が発生して、スワップポイントが貰えます。そのため、初心者はまずは日本円で外貨を買うか、流通量が多いユーロ/米ドルに挑戦してみましょう。

しかし、マイナーな通貨にはデメリットも存在します。世界のFX市場では米ドルとユーロが流通量のほとんどを占めており、次点が日本円です。仮に聞いたことのないような通貨を買ってしまうと、次の買い手がなかなか現れずにいつまでも売れないことがあります。

FXで取引できる多彩な通貨コード

各国の通貨には、アルファベット3文字の略称で示される「通貨コード」が存在します。通貨コードとはISO4217で定められており、世界共通で使われている呼び名です。

通貨ペアは通貨コードで記述されることも多く、米ドル/円は「USD/JPY」とも表記されます。2015年1月時点の主な通貨コードは次の通りです。

3コード通貨名主要使用国
AEDアルブディルハムアラブ首長国連邦
AUDオーストラリア(豪)ドルオーストラリア
BHDバーレーンディナールバーレーン
CADカナダドルカナダ
CHFスイスフランスイス
CNY中国元中国
CNH中国元香港
CZKチェココルナチェコ
DKKデンマーククローネデンマーク
EEKエストニアクローンエストニア
EURユーロEU
GBP英国ポンドイギリス
HKD香港ドル香港
HRKクロアチアクローナクロアチア
HUFハンガリーフォントハンガリー
ILSイスラエルシェケルイスラエル
ISKアイスランドクローナアイスランド
JODヨルダンディナールヨルダン
JPY日本円日本
KRW韓国ウォン韓国
KWDクェートディナールクェート
LTLリトアニアリタスリトアニア
LVLラトビアラトラトビア
MXNメキシコペソメキシコ
NOKノルウェークローネノルウェー
NZDニュージーランドドルニュージーランド
OMRオマーンリアルオマーン
PLNポーランドズオチポーランド
QARカタールリヤルカタール
RONルーマニアレウルーマニア
RUBロシアルーブルロシア
SARサウジリヤルサウジアラビア
SEKスウェーデンクローナスウェーデン
SGDシンガポールドルシンガポール
THBタイバーツタイ
TRYトルコリラトルコ
USD米ドル米国など
ZAR南アフリカランド南アフリカ

例えば、英ポンドの通貨コードはGBPです。これはイギリスがUnited KindomのUKではなく、Great Britainの頭文字を取っているためです。PはPound(ポンド)を表しています。

スイスフランは「Swiss Franc」を略した「SFR」と記述されることもあります。上述の「CHF」とは、スイスの旧称「Confederatio Helvetica」に通貨のFranc(フラン)の頭文字を組み合わせたものです。

カナダドル/円を「キャンドル円」、ニュージーランドドル/円を「キウイ円」といったユニークな通称で呼ばれることもあります。

また、身近な中国元や韓国ウォンを限られたFX会社でしか扱っていません。中国元は中国が外国為替市場を完全に開放していない影響を受けており、韓国ウォンは単純に世界的な流通量が少ない結果、FXではマイナー通貨とされています。

為替レートとはその国の価値を表す

円高になる根本的な理由は日本の価値が相対的に上がっているからです。円高とは日本円の需要が高いことを示し、日本円の需要が高いなら日本円が頻繁に使われていることになります。

例えば、米国が不況で落ち込めば、米ドルの価値は下がりやすいです。一般的には「不況だから米国産の商品は売れなくなる。その結果、米ドルを使わないために米ドルの値打ちが下がるだろう」となるわけです。そのため、為替レートは「経済指標、金利、要人の発言」などで大きく動きます。

さらに各国の通貨は一定の傾向があります。地理的に近い米ドルとカナダドル、ユーロとスイスフラン、豪ドルとニュージーランドドルは、似た動きをすることがあります。逆に米ドルとユーロは相対的で、片方が下がったら、片方が上がるような動きをします。

投資目的に適した通貨ペアもあります。例えば、超低金利の日本円で高金利の外貨を購入するスワップポイント狙いであれば、豪ドル/円、ニュージーランドドル/円、カナダドル/円が人気です。多少リスクが高くても成長性に期待するなら南アフリカも有望です。

他にも10%以上で高金利を維持しているトルコリラなどのマイナー通貨もあります。マイナー通貨がゆえに注文が滞ることがあり、スムーズなFX取引はできません。トルコリラは新興国の通貨であるため不安定で急激な動きをみせることも多々あります。

また、米ドル/円は相場が読みづらく意外と扱いが難しい通貨ペアです。デイトレーダーに好評な通貨ペアは短期間でレートが大きく変動することも多い英ポンドであり、短期決戦では経済指標が発表された直後がベストタイミングとされています。

一方、FX初心者は取引量で群を抜くユーロ/米ドルで為替相場のトレンドを勉強することがベースになります。稼いでいるFXトレーダーの中にもユーロ/米ドルのみを扱い、トレンドを読みきって利益を得る人がたくさんいます。

そのため、ユーロ/米ドルなどをメインに取引をする場合は、通貨ペアの種類の多さではなく、スプレッドが狭いDMM FXGMOクリック証券を選択する人が多いです。

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公開日公開日 2015.04.01
更新日更新日 2016.04.14
執筆者Kirito Nakano

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