外貨を安く買って、高くなったら売るのがFXの特徴ですが、実はこの価格差以外にもう1つ利益を得る方法があります。
FX初心者でも中、上級者でもやっているのが、「スワップポイント」を狙って取引する方法です。
日本は政策金利がわずか0.5%の超低金利国です。米国やユーロでさえ4.0%を超えており、2008年6月時点でニュージーランドは8.0%超え、南アフリカに到っては11.0%を超えています。
通貨を所持して、預けるだけで利息が付くのが基本です。
したがって、日本円を売って、外貨を買うと金利も一緒に得ることができるのです。
金利0.5%の日本円で金利6.5%の豪ドルを買えば、差し引き6.0%の金利が得られます。
逆に金利6.5%の豪ドルで金利0.5%の日本円を買うと、差し引き-6.0%の金利の負担になり、持てば持つほど損をしていきます。
この金利差をスワップポイントと言い、超低金利国の日本だからこそできる、FXのもう1つの稼ぎ方になります。
FX取引会社によって、スワップポイントが微妙に変わります。そのためにスワップポイントについて、各FX取引会社が公開していますので、事前に確認しておきましょう。
大体、どのFX取引会社会社も右のような表形式で確認できます。
右の表によると、1万米ドルを買った場合は1日あたり59円受け取れることがわかります。
1ドルが105円だったとすると、1万米ドルで105万円になり、年利は約2.1%になります。
この中で最も高い年利は南アフリカランドです。1万南アフリカランドは約14万円で購入でき、毎日37円付きます。14万円の資金で1年で、13,505円の利息は年利が約9.7%にもなります。
例えば、先ほどの1万米ドルは1日59円、1年間で21,535円の利息が付きます。しかし、1ドル=105円の為替では105万円が必要になります。
そこでレバレッジを5倍に設定すると、105万円ではなく、1/5の21万円で済みます。
21万円で21,535円の利息が付くということは、約10.3%の年利と同じになります。もし、レバレッジ100倍であれば、約103%で倍々ゲームです。
ただし、レバレッジは同時にリスクも上げることになりますので、注意が必要です。
スワップはFX初心者にも儲けやすい仕組みなのですが、スワップ目的で購入した外貨も、もちろん為替レートで価値が変わります。
1ドル=100円で1万米ドルを100万円分、レバレッジ10倍の10万円で購入したので、1年後にはスワップポイントにより、2万円くらいの利息が付くかもしれません。
しかし、仮に1ドル=95円にまで下がると、1万米ドルを95万円分の価値しかなくなります。100万円から5万円価値が減少し、証拠金10万円は5万円になり、スワップポイントの2万円を加算しても、トータルで3万円の損失になります。
逆に1ドル=105円にまで下がると、5万円に加えてスワップポイントの2万円がもらえるので7万円の儲けになります。
レバレッジ次第では為替レートがスワップポイントの利益を飲み込む可能性があります。
そのため、スワップポイントで利益を出す場合のテクニックとしては、値動きの異なる通貨ペアを数種類購入することで、リスクを大きく減らせる方法があります。
例えば、米ドルとユーロは逆の動きをすることが多いために、両方購入して為替レートの損益は相殺し、スワップポイントの利益だけを貰う方法です。
このような相殺できる通貨ペアの組み合わせはいくつかありますので、また別の機会に紹介します。