スワップポイントで増やす

FXの初心者講座

FXのもう1つの稼ぎ方

外貨を安く買って、高くなったら売るのがFXの特徴ですが、この価格差以外でもFXで利益を得る方法があります。FXの初心者はもちろん、上級者でもやっているのが、スワップポイントを狙っての取引です。

日本は2010年9月時点で政策金利がわずか0.1%の超低金利国です。失業率が高いユーロでさえ1.0%を超えており、豪ドルは4.5%以上、南アフリカに到っては6.0%を超えています。

したがって、低金利国の通貨で高金利国の通貨を買うと金利差が生まれ、保持しているだけで金利が得られます。

例えば、金利0.1%の日本円で金利4.5%の豪ドルを買えば、差し引き4.4%の金利が得られます。

逆に金利4.5%の豪ドルで金利0.1%の日本円を買うと、差し引き-4.4%の金利の負担になり、持てば持つほど損をしていきます。

この金利差を「スワップポイント」や「スワップ金利」と呼び、超低金利国の日本円を売るからこそできる、FXのもう1つの稼ぎ方になります。

スワップポイントは通貨ペアが大切

スワップポイントは全世界一律ではなく、FX業者によって微妙に差があります。そのため、各通貨ペアごとのスワップポイントの一覧を、FX業者は公開していますので、事前に確認しておきましょう。

スワップポイントが高いFX業者はGMOクリック証券外為オンラインサイバーエージェントFXライブスター証券などです。

スワップポイントは通貨ペアが大切大体、どのFX業者も右のような表形式で確認できます。

右の表によると、1万豪ドルを買った場合は1日100円受け取れることがわかります。

2010年9月時点では「1豪ドル=約80円」ですので、1万豪ドルで80万円となり、「100円×365日=36,500円」の年利は約4.4%と計算できます。

この中で最も高い年利は南アフリカランドです。1万南アフリカランドは約12万円で購入でき、毎日19円付きます。1年間で付く6,935円の利息はですが、元手が少ないので年利は約5.9%にもなります。

スワップにレバレッジをかける

先ほどの1万豪ドルは1日100円、1年間で36,500円もの利息が付きますが、それは「1豪ドル=80円」の為替レートで手元に80万円の資金があった場合です。

そこで手元に80万円がなくても、レバレッジを5倍に設定すれば、1/5の16万円で80万円分の外貨が購入できます。

16万円で36,500円の利息が付くということは、年利約22.0%と同じになります。レバレッジに比例して、年利もアップします。

逆に証拠金を80万円を用意して、レバレッジを5倍にすると400万円分になりますので、182,500円の利息が1年間で貰えます。

もし、レバレッジが25倍であれば、約55%の金利で倍々ゲームとなり、一気に資産は増えるかもしれません。

ただし、高いレバレッジは同時にハイリスクハイリターンとなりますので、実際の取引では高くても10~20倍、初心者は3~5倍くらいに抑える注意が必要です。

為替レートがスワップに影響

スワップはFX初心者にも儲けやすい仕組みなのですが、スワップ目的で購入した外貨も為替レートで価格が変わります。

「1豪ドル=80円」で1万豪ドルを80万円分、レバレッジを10倍にしたので元手は8万円で購入できました。1年後にはスワップポイントにより、3~4万円くらいの利息が付くかもしれません。

しかし、仮に「1豪ドル=72円」にまで下がると、1万豪ドルが72万円分の価値しかなくなります。80万円から8万円も減少したので、元手の8万円は丁度0円になり、スワップポイントの3~4万円を加算しても、トータルで4~5万円の損失になります。

逆に「1豪ドル=88円」にまで上がると、8万円に加えてスワップポイントの3~4万円が貰えるので11~12万円の儲けになります。

レバレッジ次第では為替レートがスワップポイントの利益を飲み込む可能性があります。

そのため、スワップポイントで利益を出す場合のテクニックとしては、値動きの異なる通貨ペアを数種類購入することで、リスクを大きく減らせる方法があります。

例えば、米ドルとユーロは逆の動きをすることが多いために、両方購入して為替レートの損益は相殺し、スワップポイントの利益だけを貰う方法です。

このような相殺できる通貨ペアの組み合わせはいくつかあります。FXは為替ではなくスワップ狙いである人は、リスク分散のために複数の通貨を保持しておくことをおすすめします。

スワップポイントで受け取れる金額

為替レート、レバレッジ、スワップポイントから1万通貨あたりに必要な自己資金額とスワップ受取額と利回りを計算します。

例えば、「1豪ドル=80円」のときに、自分のFX業者では1万豪ドルあたり110円のスワップポイントが付く場合、為替レートに「80」、スワップポイントには「110」を入力した上で、レバレッジを指定してください。

為替レート   円
スワップポイント
レバレッジ
  
必要な自己資金額   円
スワップ受取額(年間)   円
利回り(年利)   %

この計算結果はスワップポイントが変動しないと仮定していますが、実際は年に数回ほど、各国の中央銀行が金利の変更を発表します。

スワップポイントでは利回りの高さと安定性が重要ですので、高金利国の格付けからレバレッジを決めることも大切です。為替変動リスクに備え、スワップで稼ぐならレバレッジは低めに設定しましょう。

次の記事     副業でFXを始める理由
前の記事     注文の仕方を覚える