チャートとは売買タイミングが読み取れる大事なツールです。
為替はその日その日で値段が決まるというより、前日の値段や今までの傾向に対して、世界の経済状態から値段を判断しています。
そのために過去のデータが参考値となって、チャートに反映されていきます。
「緩やかに上がり続けていたけど、昨日のニュースで急に下がった。だけど、今までの事例より極端に下がり過ぎだから、反発すると思う。」
チャートには人の心理も反映されており、期待感も込められている場合があります。
そのために必ずしも、チャートを頼りにできるわけではないのですが、データは真実であり、FX初心者の方も傾向を分析するためには欠かせない知識となります。
チャートはローソク足の連続で成り立っています。
そこでまずはローソク足の見方から説明します。ローソク足は一見シンプルですが、様々な情報が含まれています。
胴体が白いローソク足を「陽線」、胴体が黒いローソク足を「陰線」と言います。陽線は胴体の一番下が始値、一番上が終値を意味し、陰線の場合は逆になります。
さらに陽線も陰線も胴体から突き出た線を「ヒゲ」と呼びます。この上ヒゲの先端が高値、下ヒゲが安値を示します。
このように1つのローソク足で1日の値動きを表すものを「日足」と呼びます。24時間休むことなく動き続けるFXの日足は、ニューヨークの取引終了時刻を基準にしたチャートを一般的に採用しています。
また、期間を変えれば、ローソク足1本で1週間の値動きを表す「週足」、「月足」、逆に「1分足」、「5分足」などもあります。
為替は日々変動し続けていますが、ある程度の流れがあります。
このローソク足を並べている、大きな流れのことを「トレンド」と呼びます。
トレンドには上昇、下降、横ばいの3つがあり、右のグラフでは横ばい後に下降、次に上昇トレンドとなっています。
FX初心者の方はこのトレンドに逆らわないで、みんなと同じ方向に進んで利益を得るのが始めやすいでしょう。
為替は一方向へ動くと、一定期間はその方法へ進む習性があります。上昇トレンドをチャートから判断できるようになれば、そのタイミングが買いのサインです。
トレンドを判断するためには「移動平均線」を見るのが基本です。
チャート上で既に波打っている線のことで、右の画像で言えば、ピンク色が過去5日の買った値段平均値を現す「5日移動平均線」、青色が過去25日の買った値段平均値を現す「25日移動平均線」です。
短期も長期も平均的に右肩上がりなので、上昇トレンドだと判断できます。
さらにチャートがどのような方向に進んでいるのか、緑色でトレンドラインを引きました。
トレンドラインは自分で引く補助線のことで、上昇トレンドの時には安値と安値を結ぶようにします。これで安値がつながって、下値支持線ができました。
この下値支持線を超えて下がったら、トレンドが変わったと考えることができます。
逆に下降トレンドの時には高値と高値を結び、上値抵抗線を作ります。この上値抵抗線を超えると、上昇に勢いがあると判断でき、下降トレンドから上昇トレンドの切り替えが起こったと判断できます。
先ほどのチャートにオレンジ色のA○、B○、C○で、買いのポイントを印してみました。
A○は25日移動平均線を勢いよく5日移動平均が上に突き抜けています。今まで緩やかに下降していたのが、上昇トレンドに変わった判断できます。
トレンドは常に上昇するというよりも波を打って上昇していきます。
B○では上昇トレンドで波が下降して、上昇に転じそうなポイントを狙って買っています。C○も同じです。
このようにトレンドが判断できれば、勝てる確率は上がります。
C○の後は5日移動平均が25日移動平均線を下に突き抜けて、下降トレンドに変わったと判断できます。
FXは決して勘頼りのギャンブルではなく、少し勉強した知識が生かせる投資になります。