1995年に79円だった理由

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為替が変動する理由とは?

質問 FXで儲けるためには、経済のことも少し勉強したいと思っています。そもそも、通貨の価格がどうして変動するのでしょうか。
回答 FXは世界情勢と経済が基本になっていますので、金融知識を勉強することは必ず役に立ちます。知らないのであれば知らないだけチャンスを逃すことになります。情報を吸収しておいて、活用できれば勝率は上がっていくでしょう。まずはFXの基礎でもある、通貨の価格変動を意味する為替ですが、高くなったり安くなったりする為替は商品と同じです。
質問 商品と同じとは売り買いできるという意味でしょうか?
回答 そうですね。売り買いもできて、人気があれば需要が高く、価格も上がっていくと意味です。例えば、スタバのコーヒーが値上げしました。値上げできるのは人気があり、消費量が伸びているから値上げしても問題ないという判断でしょう。もちろん、原材料のコーヒー豆の価格が上がったという理由もあります。様々な理由で価格が上がっていきます。一方、マクドナルドの100円コーヒーのように、客寄せで100円に決めていることもあります。為替の価格変動はコーヒーと同じように、人気や原因があるから価格が変わるのです。
質問 では、具体的な為替の人気や変動原因には何があるのでしょうか?
回答 GDPの伸び率などの経済成長で評価できます。日本が成長していれば、日本円の価値が高く、円高になりやすいです。その一方、世界の通貨は米ドルが中心に回っていますので、日本円の価値が変わらなくても、米国の通貨の価値が下がっても、円高になります。円安は円高の原因の逆です。他にも、税収と歳出のバランスである国家財政の健全性、各国の中央銀行の政策金利、外貨売買における政府の介入度、貿易黒字などの経済収支、戦争や暴動、災害などの有事も原因に上げられます。

どうして79円を更新したのか?

質問 最も円高であった1995年に1ドル=79円でしたが、この理由はなんでしょうか?
回答 当時の米国大統領はクリントン大統領でした。日本は貿易黒字の国ですが、米国は1995年も現在も貿易赤字がどうにもならない状況です。日本は自動車メーカーが主導で米国に大量に輸出しています。電化製品もそうです。米国ではソニーやパナソニックは良く見かけますが、日本では米国のGEなどを目にする機会が少ないです。
質問 米国は貿易赤字をなんとかしたいために、円高になるように仕向けたということでしょうか?
回答 それに近いです。米国は日本からの輸出量が高く、米国の商品は買ってくれないことが貿易赤字の原因だと考えました。そこで1995年にクリントン政権はドル安円高の政策を実行し、米国では日本産の商品価格が上がりました。その結果、1ドル=79.75円までになったのです。
質問 なるほど。1ドル=79円は米国政府の明確な意図があったのですね。それで貿易赤字は解消されたのでしょうか?
回答 いいえ、一時的に良くなりましたが、先ほども述べたように貿易赤字はなくなりません。そのために今度は世界的にドル価値を上げようと、3年後の1998年には1ドル=147円台まで一気に上がっていきました。ただ、2008年はサブプライムローンの影響でドル安が進行してしまいました。
質問 為替はニュースや市況情報、経済で価格が変っていくんですね。では、今後で特に注目すべき情報は何かありますでしょうか?
回答 通貨が強くなる最大の原因は貿易黒字です。貿易が順調であれば、その国の通貨は高くなります。次に重要なのは米国の非農業部門の雇用者数が有名です。雇用者数が悪ければドル安を誘発します。また、米国のインフレ率も関係しており、長いインフレはドル安を誘発します。米国のGDPもそうです。GDPが予想より悪ければ、ドル安になります。通貨の中心のドルが安いということは、他の通貨の高くなるということです。直接、ドルを売買しなくても、米国の情報はチェックしておきたいですね。
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