為替レートが変動する原因

失敗しない8ヶ条

為替レートは商品として変動する

初心者の方がFXで儲けるためには、FXに合った勉強すべきだと思っています。まずはどんなことを学べば良いでしょうか?

FXとは経済指標と世界情勢から成り立っているので、これらの勉強をすることは必ず役に立ちます。ただ、知らないのであれば知らないだけチャンスを逃すというわけでもありません。きっかけが経済指標であり、それを元にした為替の動きはパターン化され、何度も同じ経験します。初めの知識としては「通貨=商品」という認識であり、為替レートが高くなったり安くなったりする仕組みは商品の価格変動と同じでしょう。

商品と同じとは、通貨も需要と共有の関係で売り買いされているという意味でしょうか?

はい、人気があれば需要は高まり、価格が上がります。例えば、スタバのコーヒーが値上げしました。値上げできるのは一般的に人気があり、消費量が伸びているから「問題ない」という判断です。その背景には原材料のコーヒー豆の価格が上がったという理由もあります。一方、マクドナルドの100円コーヒーのように、客寄せを目的に100円と決めることもあります。何度も価格が変わるコーヒーと同じように、通貨も複合要因で変動します。

なるほど。人が「欲しい」と思うから為替変動が起こっているということですね。それは投資家の影響が強いのでしょうか?

それもあります。為替の実需とは「資本投資」と「貿易決済」です。資本投資は例えば、日本が好況になると、海外から株式や債権への投資が増えます。そのとき、米ドルを日本円に替えて、株式や債券を購入しますので、橋渡しの日本円の人気が高くなり、円高になります。資金が流入した国の通貨を上げ、流出した国の通貨を下がります。もう1つの「貿易決済」でも、輸出するときは相手国から貰った通貨を自国通貨にするので、輸出は通貨を上げ、輸入は通貨を下がります。

資本投資と貿易決済は具体的な需要ですね。他に人気が変動する原因にはどんな種類があるのでしょうか?

次は「金利差」です。低金利通貨は高金利通貨に換えたほうが増えます。資金は低金利の国で資金調達をして、高金利の国に流すこともできます。他にも「GDP」や「失業率」などの経済指標は評価できます。税収と歳出のバランスである国家財政の健全性、各国の中央銀行の政策金利、外貨売買における政府の介入度、貿易黒字などの経済収支、戦争や暴動、災害などの有事も原因に上げられます。

経済指標は毎日発表されていますね。その度に各国の通貨が変動しますので、日本だけではなく、他国の情勢も自国に大きく影響してそうです。

日本が成長していれば、日本円の価値が高く、円高になりやすいです。一方、世界の通貨は米ドルが中心に回っていますので、日本円の価値が変わらなくても、米国の通貨の価値が下がれば、相対的に円高になります。ドル、ユーロ、円は「世界三大通貨」と呼ばれ、どれかが上がれば、どれかが下がっているケースがよく見られます。

米国の貿易赤字で「1ドル=79円」

価格が変動する例はいくつもあると思いますが、最高値を記録した1995年の「1ドル=79円」になった理由は何でしょうか?

当時のアメリカ大統領はクリントン大統領でした。米国は現在もそうですが、1995年から貿易赤字がどうにもならない状況です。一方、日本は貿易黒字の国であり、自動車メーカーが主導で米国に大量に輸出しています。米国ではTOYOTAやHONDAをよく見かけますが、日本では米国車はそこまで目にしません。1995年は自動車だけではなく、電化製品も含め、日本がアメリカに商品を売っている状態でした。

米国は貿易赤字を何とかしたいために、円高になるように仕向けたということでしょうか?

それに近いです。米国は日本からの輸入量が多いのに、日本は米国の商品を買ってくれないことが貿易赤字の原因だと考えました。そこで1995年にクリントン政権は「円高ドル安」にすべく、米ドルの価値を一気に下げるレートの切り替えを強行しました。その結果、「1ドル=79.75円」までになり、米国では日本産の商品価格が跳ね上がりました。

なるほど。「1ドル=79円」は米国政府の明確な意図があったのですね。それで貿易赤字は解消されたのでしょうか?

いいえ。一時的に良くなりましたが、先ほども述べたように貿易赤字はなくなりません。今度は世界的にドルの価値を上げようと、3年後の1998年には「1ドル=147円」まで円安ドル高の傾向になりました。ただ、2008年はサブプライムショックとリーマンションでドルの価値が下落し、日本の輸出産業は痛手を喰らいます。

為替はニュースや市況情報、経済で価格が変っていくんですね。今後で特に注目すべき情報は何かありますでしょうか?

通貨が強くなる最大の原因は貿易黒字です。貿易が順調であれば、その国の通貨は高くなります。次に重要なのは非農業部門の雇用者数が有名です。失業率が悪化すれば、自国の景気に対する信用性がなくなり、通貨の価値が下がります。長いインフレは通貨安を誘発しますし、GDPも同じく予想より悪ければ、通貨安になります。また、通貨の中心のドルが安くなるということは、他の通貨の高くなるということです。直接、米ドルを売買しなくても、米国の情報はチェックしておきたいです。

FXで勝つために必要な情報が多くて大変に思えます。利益を得ている人は常に情報を把握しているのでしょうか?

いいえ。あくまで為替レートを変動させる要因がたくさんあるだけです。プロのトレーダーは常に売買するので、全ての情報を分析しますが、副業であればFXをするときだけチェックすればOKです。経済指標が発表される直前に予測して買うのではなく、発表直後のトレンドに乗るように売買すると利益が出やすいなど、数種類のやり方があります。その手法に合わせた情報収集をすれば問題ありません。

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