初心者の私がFXで儲けるためには、FXに合った勉強すべきだと思っています。まずはどんなことを学べば良いでしょうか?
FXとは世界情勢と経済指標が基本になっていますので、経済と金融の勉強をすることは必ず役に立ちます。知らないのであれば知らないだけチャンスを逃すことになります。経済と金融の知識の中でも、まずは通貨の価格変動を意味する為替を勉強しましょう。為替レートが高くなったり安くなったりする仕組みは一般的な商品と同じです。
商品と同じとは売り買いできるという意味でしょうか?
そうですね。売り買いもできて、人気があれば需要が高く、価格も上がっていくと意味です。例えば、スタバのコーヒーが値上げしました。値上げできるのは人気があり、消費量が伸びているから値上げしても問題ないという判断ですし、原材料のコーヒー豆の価格が上がったという理由もあります。一方、マクドナルドの100円コーヒーのように、客寄せで100円と決めることもあります。このような様々な理由で価格が変わるコーヒーと同じように、為替も人気や原因があるから変動していきます。
では、具体的な為替の変動原因には何があるのでしょうか?
GDPの伸び率などの経済成長で評価できます。日本が成長していれば、日本円の価値が高く、円高になりやすいです。その一方、世界の通貨は米ドルが中心に回っていますので、日本円の価値が変わらなくても、米国の通貨の価値が下がれば、相対的に円高になります。他にも、税収と歳出のバランスである国家財政の健全性、各国の中央銀行の政策金利、外貨売買における政府の介入度、貿易黒字などの経済収支、戦争や暴動、災害などの有事も原因に上げられます。
最も円高であった1995年に「1ドル=79円」でしたが、この理由はなんでしょうか?
当時のアメリカ大統領はクリントン大統領でした。日本は貿易黒字の国ですが、米国は1995年も現在も貿易赤字がどうにもならない状況です。日本は自動車メーカーが主導で米国に大量に輸出していますし、電化製品もそうです。米国ではソニーやパナソニックは良く見かけますが、日本では米国のGEなどを目にする機会が少ないです。
米国は貿易赤字を何とかしたいために、円高になるように仕向けたということでしょうか?
それに近いです。米国は日本からの輸入量が高いのに、日本は米国の商品は買ってくれないことが貿易赤字の原因だと考えました。そこで1995年にクリントン政権はドル安円高の政策のため、米ドルの価値を一気に上げるレートの切り替えを強行しました。その結果、「1ドル=79.75円」までになり、米国では日本産の商品価格が跳ね上がりました。
なるほど。「1ドル=79円」は米国政府の明確な意図があったのですね。それで貿易赤字は解消されたのでしょうか?
いいえ。一時的に良くなりましたが、先ほども述べたように貿易赤字はなくなりません。今度は世界的にドルの価値を上げようと、3年後の1998年には「1ドル=147円」まで円安ドル高の傾向になりました。ただ、2008年はサブプライムショックでドルの価値が下落し、日本の輸出産業は痛手を喰らいます。
為替はニュースや市況情報、経済で価格が変っていくんですね。今後で特に注目すべき情報は何かありますでしょうか?
通貨が強くなる最大の原因は貿易黒字です。貿易が順調であれば、その国の通貨は高くなります。次に重要なのは非農業部門の雇用者数が有名です。雇用者数が悪ければ、信用性がなくなり通貨安を誘発します。インフレ率も関係しており、長いインフレでも通貨安を誘発しますし、GDPも同じく予想より悪ければ、通貨安になります。また、通貨の中心のドルが安くなるということは、他の通貨の高くなるということです。直接、ドルを売買しなくても、米国の情報はチェックしておきたいです。
テクニカル分析を駆使
世界各国の通貨の特徴