初めてFX業者を選ぶときに、どうしても手数料を決め手にしてしまいますが、どのように選べば良いのでしょうか?
手数料を決め手にすることは正しいです。FXとは他の金融商品と比較すると、手数料が非常に安いのです。それでもなるべく経費は抑えたいでしょう。基本的に手数料には売買手数料、スプレッド、口座維持費があります。口座維持費はどのFX業者も無料であることが多いですし、売買手数料も無料であるところも多くなってきました。そのためにスプレッドで比較を参考に、FX業者の手数料はスプレッドで差別化を図ることができます。
スプレッドとは売値「90.005円」と買値「90.010円」のような価格差のことですが、その理由はなぜでしょうか。
スプレッドによる価格差があると「買ったと同時に売ったとき」に必ず損をします。この価格差こそがFX会社の利益です。株と違って、取引手数料が無料の代わりにスプレッドがあるとも言えます。
なるほど。スプレッドこそがFX会社の実質の手数料なんですね。手数料を抑える以外にはチェックすべき点はありますか?
画面の操作性はポイントですね。いくら手数料が安くても、粗悪なユーザーインタフェースでは何がどこに書いてあるのか理解しにくいです。FX業者自体のホームページが綺麗であれば、提供されているFX取引ツールも綺麗であることが多いですが、全てがそうというわけではありません。そのためにデモトレードをすることが確実です。
デモトレードですか。デモトレードはどのFX取扱会社でも提供しているのでしょうか?
残念ながら、全てのFX取扱会社では提供していません。まずはどのFX業者でも良いので、デモトレードをすることをおすすめします。いろいろ勉強しても、結局は実践したほうが、専門用語も体で覚えますし、感覚が養われるでしょう。外為どっとコム、セントラル短資FX、トレイダーズ証券などはデモトレードで「バーチャルゲーム」と称して、コンテストを開催していることもあります。賞金や商品を貰えることもあります。
全国にFX業者は120社くらいあり、当サイトでは厳選した25社以上を紹介しています。手数料とデモトレードが大事であることは理解できましたが、さらにFX業者を絞る場合には何を目安にしたら良いのでしょうか?
確かに有利な手数料やデモトレードだけでは、口座を開設するのに抵抗があるかもしれません。その理由は自分の大事な資産を預けるからです。つまり、つい見落としてしまいがちな、FX業者の信用力をクローズアップしましょう。
FX業者の信用力はどのように知ることができるのでしょうか?
総合サービスで比較の一覧表に「信託保全」と書かれたFX業者があります。仮にFX業者が倒産した場合に、信託保全でなくてもお客様の財産は手元に戻りますが、取引をしていた証拠金は戻らないことが多いです。信託保全の場合は会社の資金とお客様の資金を別々に管理しているために、会社の資金繰りが悪化しても、お客様には影響がないため、証拠金が必ず戻る仕組みです。
信託保全であれば安心ですね。以前にも大手の銀行や証券会社が倒産したことがありますが、FX業者でもそのようなことあったのでしょうか?
1998年に個人投資家を対象にFXができるようになったのですが、その当時はFX業者がお客様の資金で資金運用することが多く、損をして倒産してしまう悪質なFX取引業者もいました。そのために当時は金融庁がFX業者に対して、経営状態、資産管理などの調査をし、問題点がある会社には業務改善命令が下されたことがあります。その際にいくつかのFX業者が他社競合に吸収されていき、現在は業界全体の整備が完了した感じです。黎明期を抜けたFXとは業者の多くが上場しているか、バックに大企業が存在するか、資本金と実績が十分な老舗であるかになりました。
手数料でトータルコストを算出し、デモトレードで操作性を確かめ、信託保全で資産を守ってくれることで選択肢が狭まりました。他にレバレッジの大きさなどは選択要素にならないでしょうか?
レバレッジが高いFX業者であれば、わずかな資金で何十倍、何百倍もの通貨を取引することができるのですが、リスクも倍々になりますので、初心者は1倍~10倍程度が丁度良いです。そのためにレバレッジはそこまで重要な要素ではありません。レバレッジよりも先ほどのスプレッドのほうが気になるところです。あとは通貨ペアでしょうか。
通貨ペアというと、どの国の通貨が取引できるかということですが、どのような利点があるのでしょうか。
米ドルが下がったら、ユーロが上がりやすい傾向がありますが、米ドルやユーロはどこでも買えますので問題ありません。例えば、マイナー通貨であるトルコリラは、政局が不安定で為替の値動きが激しいのですが、もし暴動化が沈静化されたり、日本企業の製造業の進出が決まったらどうでしょう。価値は確立していき、購入のチャンスとなりますが買えないのでは手の出しようがありません。
なるほど。自分が買いたい外貨選びでは、通貨ペア数が大切ですね。注文機能や通知機能についてはいかがでしょうか。
もちろん、高機能であればFX取引がしやすいので、あった方が便利でしょう。ただ、機能がてんこ盛りである程、FXで儲かるかと言えばそうではないです。意外と使わないことも多いのですし、基本機能であればどのFX業者も揃えているので、FX業者の優劣を図る要素にならないでしょう。差別化するのであれば、画面の使いやすさ、信用度、手数料、スプレッド、レバレッジ、通貨ペアではないでしょうか。
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